高齢者はリスクが高いのか?







単身世帯用のアパートを所有している、
もしくは購入しようと考えている人は


高齢者を入居させる時の
リスクが気になるというケースが
あると思います。


高齢者のリスクとして
もっとも深刻なのは「孤独死」。


もちろん気の毒なことですが、
オーナーとしては
部屋を元どおりにするために


特別な清掃や
ときには残置物の処理など
かなりの負担を強いられます。


だから高齢者は
なかなか受け入れたくない
というオーナーも多いようで


それが社会問題化していると、
TVのニュース番組で特集されて
いました。


題して、「昭和高齢世代の部屋探し」。


今一番、高齢者の方々が困っている状況は
「家賃問題」です。


これまで7万3千円のアパートに
住んでいた年金暮らしのご老人が


ある時、貯金が底をついて
家賃を払うことができなくなり


止むを得ず3万円のアパートに引っ越す
というドキュメンタリーがありました。


でも引っ越すときには保証人がいないと
新しい部屋を貸してもらえないケースが
多く、なかなか入居できません。


保証人がいなくても代わりに保証を
してくれる「保証会社」が台頭してきて
いますが、それでも保証料がかかるため


簡単には利用できない人もいるようです。


かといって
同情だけではビジネスは成り立たないので


そういう事情を知った上で
救いの手を差し伸べるにも
慎重にならざるを得ません。


でもまた別の観点では
こういう高齢者が増えているという
ことが現実なので、


そのうちに自分の身の回りの人や
きわめて親しい人でさえ
同じ境遇になってしまう可能性も
完全には否定できません。


せちがらい世の中になってきました。


でもそんな中、
行政の動きも芽生えています。


福岡市社会福祉協議会では
高齢者を入居させる家主の
不安を取り除くため


サポートのシステムを作っています。
たとえば、
家に設置する電話機の仕様に

「緊急」ボタンがあり
このボタンを押すだけで
サポートセンターに直結して話ができたり


毎朝9:50-10:00 に安否確認の電話、
部屋で亡くなったときには清掃や
そのあとの事務手続きも代行してくれる
そうです。


福岡市、進んでいますね。


これからは部屋がどんどん余っていき
オーナーにとっても満室にすることが
ますます困難になると予想されます。


そんな背景で、これまでのように
高齢者はリスクが高い
なんて言っていられなくなります。


困った人、問題を抱える人が増えてくると
それを解決しようとする人も現れます。


それでうまくビジネスの波に乗れば
関係者みんなが
Win-Winになりますね。


私たちオーナーも
常に対策を考えておくべきだし


自ら動くことができない場合には
国や自治体の動きにアンテナを張って
うまく活用していきたいですね。





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